博多湾のレンブラント光線、天使の梯子、もしくは光芒(こうぼう)

梅雨空にも、もう飽きてこられたでしょうね。
そこで今日は、博多湾でよく見られる光芒(こうぼう)を集めてみました。

典型的な光芒。光の筋がくっきり見えます。

典型的な光芒。光の筋がくっきり見えます。

タイトルの順番とは逆にもっとも一般的に使われるのは光芒(こうぼう)という言葉です。
細長く伸びる筋のような幾条もの光のことをいい、大気光学現象の一種です。もちろんその実体は、雲間からさす太陽の光です。

天使の梯子という呼び方は、旧約聖書創世記28章12節に由来するといわれています。
ヤコブが夢の中で、雲の切れ間から差す光のような梯子が天から地上に伸び、そこを天使が上り下りしている光景を見たとされていることから、光芒を天使の梯子と呼ぶようになりました。(ヤコブの梯子とも呼ばれます)

まさしく光の梯子です

まさしく光の梯子です

上空にぽっかり穴が空いて、梯子と言うより光の中を、上空に吸い上げられていく感じです

上空にぽっかり穴が空いて、梯子と言うより光の中を、上空に吸い上げられていく感じです

レンブラント光線というのは、「光の画家」「光の魔術師」(または「光と影の画家」と呼ばれたレンブラント・ファン・ラインが光芒を好んで描いたことからきています。絵画的には、光と影のコントラストが非日常的な雰囲気や宗教的な神々しさを感じさせます。

SF都市を思わせる福岡市の福岡タワー群です。

SF都市を思わせる福岡市の福岡タワー群です。

 

その他光の滝のように見えたり、状況によって見え方はいろいろあります。

ナイヤガラの滝のような広がりをもつ光芒

ナイヤガラの滝のような広がりをもつ光芒

階段状の光の滝

階段状の光の滝

 

海面へスポットライトのようにさす光芒

海面へスポットライトのようにさす光芒

 

ところで、見てお気づきのように、光の筋がくっきりしている画像や、やや曖昧な画像もあります。もし空気が完全に透明であれば、光の筋は見えません。大気中の目に見えない水滴が多数浮遊した状態であれば、光が散乱されて光芒が見えるようになり、水滴が多いと散乱過剰になって、光芒が途中で消え地上に届かなくなります。また、水滴が少ないと散乱過少になり、光芒が薄く見えにくくなってしまいます。
(この項cf.薄明光線http://goo.gl/hCJwcy)

絵に描かれた天使の梯子
1024px-Michael_Lukas_Leopold_Willmann_001
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4a/Michael_Lukas_Leopold_Willmann_001.jpg